シロダーラの脳波測定しました!

動くシロダーラと動かないシロダーラ

自然ヘナ・シロダーラ研究会が
独自に開発した動くシロダーラマシンは
世界に類を見ない自動移動式のシロダーラ施術装置です。

アーユルヴェーダの文献では、
シロダーラは頭部を左右に滴下するという記載がありますが、
これには、熟練の施術者の技術が必要になります。

インドやスリランカではシロダーラの施術は2人一組で行われます。
一人は、温めたオイルを頭上のツボに注ぐ担当、
もう一人は頭上のツボを左右に動かす担当です。
このツボを動かす修行は、2年と聞きました。

このため、本格的なシロダーラの実現は難しく、
現在は、移動しない固定型のシロダーラが一般的です。

では、移動式のシロダーラマシンと
動かないシロダーラマシンの差はどこにあるのか?
2017年2月20日21日と大阪と東京において、
脳波測定によるシロダーラ効果の検証が行いました。

2月20日に大阪で行われた測定は
当協会顧問、日本アーユルヴェーダ協会上馬場和夫先生をお招きし、
20名近くの参加者が見守る中、頭に測定用の端子を取り付け、
シロダーラを受ける時の脳波の状態を測定するという方法です。

スクリーンが設置され、リアルタイムで脳波が投影されます。
参加者は刻々と変化する脳波の波形に熱い視線を送っていました。

参加者の感想からは、体感の差として次のような感想がありました。 「動かないシロダーラが額に当たると、上から押されるような感覚になり、
そこに意識が集中してしまい後ろに引っ張られるような感じがしました。
動くシロダーラは、額に当たる場所が分からない位に
額全体に心地よさが広がりました』(30代男性・大阪)

シロダーラのもたらす変性意識

顧問の上馬場和夫先生をお招きして 同日に勉強会が行われ、そのなかで
シロダーラの変性意識を引き出す効果を説明されました。 変性意識とは、
瞑想を行っている間に体験する、日常とは異なる意識の状態です。
ヨガの行者は、この意識をの状態を求めて厳しい修行を行っています

シロダーラの施術を受けることで この変性意識を体感することができます。
脳波について 脳波というと、リラックスした状態には、アルファー波、
さらには瞑想状態にはシーター波と耳にしたことがあると思いますが、
脳からは常に幅広い周波数帯の脳波が常に出ています。

アルファー波からシーター波に切り替わるのではなく、
同時に出ているものの中で優位に立つ脳波が
入れ替わっていくというイメージです。(グラフ参照)

21日は、東京に場を移し、脳波測定を行いました。
検証では、動かないシロダーラと動くシロダーラを交互に体験して、
その違いについて感想をいただきながら、
実際に脳波での変化があるのかどうかを測定しました。

《測定結果について》

グラフは、動かないシロダーラを体験している時の脳波測定です。
右の方に時間が進んでいくと、脳波が静かになっています。
ここから、体験者は眠りに落ちてしまっています。

次のグラフは、同じ体験者の動くシロダーラの時の脳波ですが、
睡眠に落ちていない状態が施術の終了時まで続いています。

ここから、動くシロダーラと動かないシロダーラの効果の違いを
語ることは拙速かもしれませんが、
シロダーラの効果である変性意識を確実に得るためには、
動くシロダーラの方が、体感していただけるということです。

変性意識というのは、半覚醒の状態をいいます。
眠ってしまうことと、変性意識状態は異なります。

「シロダーラの最も大きな効果は変性意識です。
動かないシロダーラよりも、動くシロダーラの方が、
変性意識が持続することが実験から確認できたことは、貴重です」
と上馬場先生は強調されていました。

この変性意識の状態によって、
深いリラクセーション効果と
日常の意識よりも高い意識の状態となり、
ひらめきや気づきが訪れる方もいます。 自然ヘナ・シロダーラ研究会では、
動くシロダーラの普及を通して、
ストレス軽減はもちろん、
変性意識による効果をより広く伝えていきたいと考えています。

*研究会では、シロダーラマシーンの販売と
シロダーラサロン開設のサポートを行っています。
詳細については、お問い合わせください。